スロベニアにおける雇用管理をスムーズに

従業員は少なくとも4週間の有給休暇を取得する権利があり、雇用期間が1年未満の場合は在籍期間に応じた比例配分となります。

従業員が取得できる祝日休暇は13日あります。祝日に出勤が必要な場合は、通常賃金に対して割増賃金を受ける権利があり、その割増率は一般に労使協定で合意されます。

従業員は各病気の発生につき30日間の有給病気休暇を受ける権利があります。有給病気休暇は合計で120日を上限とし、業務に起因しない病気やけがの場合は通常賃金の80%が支払われ、業務起因の病気やけがの場合は全額（100%）が支払われます。120日を超えた場合、雇用主は病気給付の支給を継続する義務があり、これらは健康保険基金から払い戻しを受けることができます。

女性従業員は出産の28日前から開始して、105日間の全額支給の出産休暇を受ける権利があります。

父親は30日間の全額支給の父親休暇を取得でき、分割して部分的またはフルタイムで取得することができ、子が6歳になるまで取得可能です。出産休暇後、両親はそれぞれ130日間の有給育児休暇を受ける権利があり、給与は全額支給されます。支給額はスロベニアの平均月給の2.5倍を上限とします（つまり €3664.31）。父親は130日の全てをパートナーに移譲でき、母親は最大100日までパートナーに移譲できます。

現在の職務に関連するか否かを問わず、学業や研修を受けている従業員は、初めての試験を受験する際に有給休暇を取得する権利があります。

- 特別休暇：従業員は結婚、忌引、重傷や事故、または小学校入学初日に1年生の子どもを学校に送り届けるなどの目的を含め、年間7日の有給休暇を任意の理由で取得できます。 - 養子縁組：入学前の子どもを養子にした親は出産と同様の育児休暇給付を受ける権利がありますが、養子が既に小学校1年生を修了している場合は30日に短縮されます。 - 公的義務：雇用主は投票、陪審義務、その他の公的義務を果たすための無給休暇を従業員に提供する必要があります。 - 献血：従業員は献血のための有給休暇を申請でき、雇用主は健康保険機関から払い戻しを申請できます。