ニュージーランドにおける従業員向けストックオプション

株式報酬制度は、優秀な人材を引き付け、動機づけ、維持するために非常に有効です。しかし、採用が国境を越えると、法務・税務・管理面で複雑化しやすくなります。

Remoteを利用すれば、ニュージーランドのチームメンバーに非適格ストックオプション（NSO）を簡単に付与できます。法令遵守や管理業務の負担を軽減し、あらゆる段階で明確かつシンプルなプロセスを提供します。

非適格ストックオプション（NSO）は株式報酬制度の一種で、チームメンバーに一定数の自社株を固定価格（行使価格）で購入する権利を付与します。

通常は権利確定期間経過後に行使できるようになります。これにより長期的なコミットメントを促し、従業員と企業の戦略的目標を一致させる効果があります。

ニュージーランドでは契約社員にNSOを付与できますが、一部の証券法により、ニュージーランドで主に勤務していないアドバイザーや契約社員に対してストックオプションを付与することが通常は認められない場合があります。

契約社員にストックオプションを付与することは、ニュージーランドにおける誤分類リスクを高める可能性がある点に注意が必要です（ただし、主たる要因ではありません）。 Remoteによる誤分類リスク防止の仕組みをご覧ください。

ニュージーランドにおけるNSOの課税は、以下のとおりです。

	正社員	EOR従業員	契約社員
付与時	付与時の課税なし	付与時の課税なし	付与時の課税なし
行使時	行使時の差益は行使時の時価と行使価格の差額を給与所得として課税	行使時の差益は行使時の時価と行使価格の差額を給与所得として課税	行使時の差益は行使時の時価と行使価格の差額を給与所得として課税
売却時	売却時の課税なし	売却時の課税なし	売却時の課税なし

正社員	EOR従業員	契約社員
正社員については潜在的な税免除の可能性があるものの、適用基準は非常に限定的です。	チームメンバーに未権利確定のストックオプションを早期に行使させる（早期行使）ことを許可できます。これにより税負担を軽減できる可能性がある一方で、管理が難しく追加の書類が必要になる場合があります。	チームメンバーに未権利確定のストックオプションを早期に行使させる（早期行使）ことを許可できます。これにより税負担を軽減できる可能性がある一方で、管理が難しく追加の書類が必要になる場合があります。

ニュージーランド拠点のチームメンバーにストックオプションを提供するためにRemote Equity Advancedを利用する場合、最上位の法人（親会社）がデラウェアで設立されていることが必須です。また、貴社は非公開会社であり、上場していないことが必要です。

ニュージーランドにおける雇用管理をスムーズに