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耳の防音といえば、何を思い浮かべますか?
ネオン発泡材の小さな耳栓を連想する人もいるでしょう。あるいは大きくて目立つ重たいヘッドホンを想像するかもしれません。しかし何であれ、いずれも着け心地が悪く、ファッション性が低いうえに、値段も高そうなイメージです。
老舗の耳栓開発企業であるベルギーのLoopは、耳栓の革新を打ち出しました。スタイリッシュで再利用可能な耳栓を開発し、ユーザーに聴覚の健康を守る予防的な取り組みを促しています。
しかし、Loopが新たな市場を開拓し、「自分の音量で生きる」という価値を普及させ続けるには、どこに在住するかにかかわらず、優秀な人材を採用する必要があります。
そのためには、従業員のオンボーディングと管理に迅速に対応し、貴重な知的財産を保護し、進化するセルフサービスプラットフォームを提供し、強固なコミュニケーションチャネルを構築できるグローバルなEORパートナーが必要でした。
こうしたニーズをすべて満たし、信頼できるグローバルHRパートナーとして、LoopがRemoteを選択した理由をご紹介します。
本社: ベルギー
設立年: 2016年
Remoteで雇用された従業員の数: 40名(オランダ、ポルトガル、フィンランド、イタリア、スペイン、英国の各地)
業界: Eコマース
多くの優れた製品と同様に、Loopのスタイリッシュで効果的な耳栓は、必要性から生まれました。創業者のDimitri O氏とMaarten Bodewes氏は「人生を豊かに生きる」ことをモットーに、「格好悪くない」耳栓を作ることを追求し、耳をダメージから守るヒット商品を生み出しました。
しかし、当初は好調であったにもかかわらず、コロナ禍による影響は甚大で、売上は90%まで減少しました。残った10%を詳しく調査した結果、同社はマーケティング活動の軸足を移し、育児中の親、眠りの浅い人、在宅勤務のリモートワーカーを対象に据えることにしました。
結果はすぐに現れました。Loopの人材および文化担当マネージャー、Bas Moeyaert氏は次のように述べています。「2020年の売上は100万ドルに達しました。そこで考えたのです。コロナ禍の中で1年以内にこれを達成できたというなら、これは特別なのではないかと」
この新製品に後押しされた同社は、対象市場をさらに広げ、天文学的な成長を遂げました。Moeyaert氏は次のように語ります。「2022年の売上は4,200万ドルでした。2023年末までに1億ドルを達成したいと考えています」
このグローバルな急成長を支え続けるために、Loopはそれに見合うグローバルな労働力を必要としていました。
Loopは純粋なB2C企業以上の存在へと成長していました。Moeyaert氏とその人材チームにとって、これは優秀な人材をベルギー国外で探す必要があることを意味していました。しかし、こうした人材を迅速に雇用し、オンボーディングするための合法的な手段がなければ、Loopはその人材を逃してしまう恐れがありました。
Moeyaert氏は次のように説明します。「大抵の場合、優秀な人材は非常に迅速な採用プロセスを求めます。プロセスの最後に、『ぜひあなたを迎えたいのですが、雇用の方法を探すので少しお待ちください。そちらはイタリア(やスペイン)ですので』などと言うわけにはいきません。その人材には、1日2日で内定を出さなければならないのです」
Moeyaert氏はスピードを念頭に置き、自身の人脈を通じて相談したところ、Remoteと別の競合他社1社が有望なソリューションであることがわかりました。しかし、どちらを選択すべきかは明確でした。
同氏は次のように語ります。「Remoteとは相性がいいと感じました。当社が規模の拡大を急いでいることを理解してくれましたし、情報提供も早く、正確でした。こうして提携が始まり、Remoteを使用して最初の従業員と契約するまでに2週間もかかりませんでした」
現在、Loopはオンボーディングプロセスを高速化できたことで、優秀な人材を採用し損ねる可能性を軽減しています。
Remoteの価格体系は一律で、契約社員の雇用に際して追加料金は一切かからない
Remoteの使いやすいセルフサービスプラットフォームは、雇用主と契約社員双方にとって利便性が高い
Remoteのグローバル雇用とコンプライアンスに関する専門知識を利用することで、Loopは自信を持って世界各国で人材をオンボーディングしている
Loopのような急成長中の企業では、給与、保険、試用期間、退職金など、従業員ライフサイクルの基本的な事項を見落としがちです。これはコンプライアンスリスクにつながりかねず、従業員の満足度にも悪影響を及ぼすことにもなります。Moeyaert氏と人材チームは、このことをよく理解しています。
同氏は次のように説明します。「私たちは、コミュニケーション、指導、従業員のケアといった、非常に重要な要素を外部委託しています。それは極めて重要であり、パートナーを十分に信頼する必要があるということです。何か問題が起きれば、同僚たちはそれをRemoteと関連付けるのではなく、私たちと関連付けて考えます」
「だからこそ、Remoteとのパートナーシップは真の提携関係でなければなりません。また、実際にその通りであることを嬉しく思っています」
Moeyaert氏によれば、この提携関係の成功は細部に見られ、多くの場合は優れたEORプロバイダーが提供すべき基本的なサービス以上の価値がもたらされているといいます。
「たとえば、私は当初からRemoteの担当者が当社の従業員を性別を区別せず表現していることに気づいていました。その担当者は『they/them』という通性代名詞を使用していたのです。Remoteが憶測で判断せず従業員に接する様子に、細かいことですが、私は興味を引かれました。そのおかげで、安心して従業員を任せられると確信できたのです」
Loopは常にイノベーションを追求しています。それこそが同社の聴覚保護製品を他社製品と決定的に差別化しています。このため、当然ながら、同社は成長パートナーにも同じ意識を求めています。Remoteとの提携以来、Moeyaert氏はこのプラットフォームが飛躍的に成長していることを実感しています。
「プラットフォームは使いやすく、すべての情報が目の前に揃っています。当社のソフトウェアとしっかり統合されており、本当に便利です。すべてが統合されているため、各種のソースを更新する必要がありません。そのおかげで、効率化が図れました。これはスケールアップにおいて非常に重要です」
また、Moeyaert氏はエンゲージメントのレベルも高く評価しています。「こちらの意見に耳を傾けてくれるところがありがたいです。当社の提案がプラットフォーム上で実際に採用されているのを目にすると、こちらの意見を尊重してくれていると実感できます」
つまり、耳栓をしていても意見は確実に届いているということのようです。
Loopの今年の収益目標はかなり大胆ですが、危機をチャンスに変えてきた同社にとっては、十分に達成可能な数字だと言えます。同社は現在、雇用活動を行ってこの成長を支えようとしていますが、Moeyaert氏はLoopのこれまでの成功の原動力を見失わないように心がけています。
最後に、同氏は次のように語っています。「この3年間で達成したことを振り返って見るのが楽しいんです。とはいえ、そうして見てみると、とても信じられないことです。ですが、適切な人材とパートナーに恵まれ、適切な気運に包まれながら、一歩一歩前進して実現できました」
Loopの海外契約社員と従業員に対し、トップクラスのオンボーディング、管理、福利厚生、コンプライアンスを提供することで、Remoteは常に雑音を遮断します。これにより、Loopは新しくファッション性の高い聴覚保護製品の開発を続けることができるのです。
海外雇用のストレスと曖昧さを解消したい場合は、グローバル雇用の専門家が親身にご相談を承ります。今すぐご連絡のうえ、ご予約ください。
あるいは、すぐに利用を始めることもできます。今すぐプロフィールを設定すると、数分で世界中の従業員や契約社員のオンボーディングを開始できます。
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