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オンラインマーケティングを行っている企業であれば、Semrushについてはよくご存じかと思います。2008年の創業以来、この上場テクノロジー企業は、数百万人のマーケティング担当者や企業経営者に利用されるオンラインマーケティング可視化ツールを提供し、その地位を確立してきました。
しかし、開発者、技術スペシャリスト、サポート担当者の大規模なチームが必要なため、Semrushは世界中から優秀な人材を採用し、管理し、給与を支給する方法を模索していました。
これが、Semrushが世界中の業務で人事、税務、コンプライアンスのサポートをRemoteに委託している理由です。
本社: 米国マサチューセッツ州
設立年: 2008年
Remoteを利用した雇用実績: EMEAおよびAPAC
業界: SaaS
50以上の受賞歴のある製品とアドオンを含むSemrushツールキットは、圧倒的なデータを活用し、競合他社の調査、実効性の高いキャンペーンの構築、オンライン認知度の向上を実現します。
当然ながら、こうした幅広いツールの構築と維持には多くの専門知識が必要であり、Semrushの雇用に対するグローバルなアプローチはこれを反映しています。同社は現在、米国とヨーロッパに13拠点(ハブ)を展開しており、これらの拠点は優秀な人材の優先的な供給源となっています。
しかし、同社のシニアグローバルモビリティおよびリモート採用担当者であるMaria Shkaruppa氏は、柔軟な対応力を最重視しています。
同氏は次のように述べています。「グローバル拠点を構えられることは非常に誇らしく思いますが、各国に法人を設立できるわけではないことも認識しています。従業員に転勤を求めなくても、優秀な人材がいる市場に進出できるようにしたいと考えています」
Remoteとパートナーシップを結ぶことで、Semrushは拠点に関係なく、職務に最適な人材を雇用できるようになりました。
Shkaruppa氏は次のように語ります。「一般的に、現地法人を設置しようと考えれば、すべてを処理するには、より多くのリソース、従業員、ツールが必要になります。しかし今では、Remoteに専門家チームがいるおかげで、国際的な採用管理が可能になりました」
当社は、 Remoteをこの分野における主要なパートナーだと考えています。現地の税務、コンプライアンス、人事業務の専門家が提供してくれるサポートのおかげで、チャンスはさらに広がっています。
Semrushにとって、リモートでの採用は単に人材プールを広げるだけでなく、同社のハイブリッドな働き方にも完璧に一致しています。
同氏は次のように説明します。「COVID以前は、非常にオフィス中心で、Remoteを通じて採用された人たちも同僚との連携のために定期的に出張をしていました。今では、ハイブリッドモデルを維持しており、その柔軟性は確実に従業員が感謝している特典の一つです」
従業員第一の企業として、こうした自由度の高さは非常に重要です。
Shkaruppa氏は次のように述べています。「ハイブリッドモデルはビジネスにとって素晴らしいものですが、従業員を非常に満足させるものでもあります。誰もが、大切な人と過ごす時間が増えること、自由に時間が使えることを重視しているからです」
Semrushは、既存の法人がない国でも採用できるだけでなく、ビジネスの要請に応じて既存の従業員を新しい国に簡単に移転させることもできます。
人事業務スペシャリストのEvgeniia Maksimova氏は、次のように語ります。「移転プロセスは常にスムーズで、私たちの従業員は常にサポートされています。Remoteが全面的にビザ、コンプライアンス、税務に関するガイダンスを提供してくれます」
RemoteがEORプロバイダーであるだけでなく、出入国管理ソリューションも提供できるとわかったときは、本当にありがたいと思いました。
人材を移転させる際、Maksimova氏は提供されるサポートのレベルにも感銘を受けています。
同氏は次のように語ります。「アカウントマネージャーとCSMは、プロセスの各段階でタイムリーな最新情報を提供してくれますので、常に連絡を取り合い、必要な情報が得られます。CSMは、本当にシンプルな形ですべて説明してくれます。このため、いつ、何をすべきかを常に把握できます」
Maksimova、Shkaruppaの両氏にとって、こうしたサポートは、この関係の拡大を示しています。
Shkaruppa氏は次のように述べています。「私たちは当初からRemoteと緊密に協力してきました。こちらには多くの質問がありましたが、CSMはパートナーシップのあらゆる面を理解できるようサポートしてくれました。継続中の課題については月1回のミーティングを設けていますが、緊急事態や難しい問題が発生した場合には、電話やメッセージで相談することもできます」。
Maksimova氏は常に連絡が取れることに感謝しています。
同氏は次のように語ります。「手続き中に、1人ではないと心強さが感じられます。CSM、というよりもRemoteチーム全体が、明確な指導をしてくれます。私の母国語は英語ではないので、コミュニケーションのスタイルには非常に好感が持てます。仰々しくもなければ、妙になれなれしいこともなく、要点をストレートに伝えてくれるので、とてもありがたいと思っています」
すぐに、Remoteは当社の成功を考えてくれていると、つまり、向こう側には、真剣に当社の意見を聞き、当社のために解決策を探そうとしてくれている担当者がいるのだと感じました。単にウェブサイトのFAQシートに誘導されるだけ、ということはなかったのです。
こうしたサポートを高く評価する一方で、Maksimova氏はRemoteプラットフォームのセルフサービスも依然として活用しています。
同氏は次のように語ります。「Remoteのプラットフォームで海外従業員の情報をすべて取得できるので、仕事が楽になりました。試用期間、給与、福利厚生、PTO、祝祭日などの雇用確認や、契約書、ビザ情報、身元確認などの書類もすぐに探せます」
また、同氏はこのプラットフォームの使いやすさも高く評価しています。
「設計は本当に優れています。情報を探すときはどこにアクセスすべきかがすぐにわかります。企画会議をすることがよくあるのですが、何か確認したいことがあれば、ほんのわずかな時間で同僚と共有すべき情報をすべて集めることができます」
「レイアウトは美しく操作しやすいです。複雑なITシステムというよりは、iPhone上のゲームのような感じです。最高です」
Shkaruppa氏は、新しい国で雇用するときに必要な情報がすべて手元にあることを高く評価しています。
同氏は次のように述べています。「特定の地域で人材を雇用する場合、どの程度時間がかかるのか、という質問をよく受けます。国別ガイドは、課税、法定福利厚生、試用期間、オフボーディングだけでなく、時間枠に関するデータも提供してくれるので、この点で非常に便利です」
Shkaruppa氏にとっては、Remoteのコスト計算ツールも特に有用だといいます。
「雇用にかかる総コストを確認できるため、予算計画や比較に欠かせません。このツールは、総支給額、雇用コスト、年金基金負担額、その他の福利厚生手当といった内訳を明確に示してくれます。
透明性の確保は有益です。将来、想定外のコストで過度な負担を強いられることもなくなります」
ニューヨーク証券取引所に上場している企業として、コンプライアンスも重要な関心事のひとつです。このため、Shkaruppa氏はRemoteとのパートナーシップが安心感をもたらしていると考えています。
同氏は次のように語ります。「Remoteが自社の現地法人を通じて当社の代理として人材を雇用する場合、Remoteはすべての手続きで法令を遵守し、途中で不手際がないようにする必要があります。これはRemoteのコンプライアンスであると同時に当社のコンプライアンスでもあります。全員が関与していると理解しておくのは理にかなっています」
Remoteにとっても、パートナーシップには明らかに互恵性があります。上場企業であることから、Semrushにはさらにコンプライアンス要件が課されました。このため、Remoteはより柔軟な対応が求められる一方で、厳しいオンボーディングスケジュールにも対応する必要がありました。こうした初期段階で得られた教訓は、Remoteの全般的なアプローチの形成と強化に役立っています。
RemoteでSemrushのCSMを務めるDavid Stanisicは、次のように述べています。「Semrushは、他のパートナーと同様に、どのトピックについても本物の専門知識を求めています。そのおかげで、全体的に専門性を高めることができました」
短期的には、Shkaruppa氏はSemrushの海外従業員向け福利厚生サービスの改善に注力しており、Remoteもその一翼を担っています。
Shkaruppa氏は次のように語ります。「現在の主な目標の1つは、従業員の福利厚生を見直し、全拠点の全従業員を包括的に対象にすることです。この点において、Remoteをパートナーに迎えることができ、従業員のために構想している福利厚生制度を共に実現できることを嬉しく思います」
はいえ、全体としては、同社の目標は業界のリーダーとしての成功を続けることであり、そのためには満足した労働力が大きな役割を果たしています。
同氏は次のように語ります。「私の周りには、それぞれ独自の理念を掲げ、会社にさまざまな貢献をしてくれる素晴らしい人材がいます。これは将来の成長にとって大きな要因となるでしょう」
Maksimova氏も同意見です。「私にとって重要なことは、自分が従業員をサポートでき、しかもそれを迅速に行えるという実感を持てることです。だからこそ、Remoteとの提携は素晴らしいものになりました。多くの人材を雇用し、多くの貴重な情報を従業員や同僚と共有してきました」
「力を合わせることで、大きな成果を達成しているのです」
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