Remoteワークフォース報告書2023年版
海外展開チームの登場
- 最新の企業によるリモートワーク対応事例
- 企業が海外展開チームにおいて費用の効率化を実感しているポイント
- 企業のリモート雇用を動機づける要因
- 海外展開チームが従業員の長期的な生産性、エンゲージメント、定着率を高めている方法
フレキシブルな働き方は雇用主と従業員の双方に有益
リモートワークやハイブリッドワークのような働き方のモデルに移行する動きが広がっています。これは、働き方の力学に根本的な変化が生じていることを意味します。フレキシブルな働き方が雇用主と従業員双方にもたらすメリットにより、世界中で分散型のチームが急増しています。
フレキシブルな働き方を求め、期待する優秀な人材が増えていることが、世界中で場所を問わない働き方を促進しています。
フレキシブルな働き方を導入する準備が整った雇用主は、世界中の優秀な人材を活用して採用することが可能です。
このようにグローバルな人材にアクセスすることで、オフィスの諸経費を削減し、新規市場への進出を容易にするだけでなく、生産性を向上させ、採用コストの削減も実現できます。
「グローバルなワークフォースは急速に拡大しています。しかし、それを促しているのは、フレキシビリティを求めるワークフォース側の要望だけではありません。採用の選択肢を広げることのメリットを享受する企業がますます増えています」- Job van der Voort(RemoteのCEO兼共同創立者)
専用テクノロジーとサポートでグローバル成長を効率化・加速
しかし、このような変化が常に容易であるとは限りません。強固な基盤がなければ、グローバル成長は複雑化します。賢明なリーダーたちは、グローバルチームを管理する上での課題に対応するため、適切なデジタルインフラを構築しています。
テクノロジー、計画、そしてグローバルチームに特化した運営方法を持つ雇用主は、持続的な成功を収めています。こうした企業は、投資をさらに増やし、その成果を一層推し進めています。
2024年グローバル・ワークフォース・レポートで、国境を越えて人材を採用することのメリットを最大限に引き出す方法をご覧ください。
最新情報を取り入れて、一歩先を進みましょう。
レポートの重要な分析結果をご紹介
海外での採用は、優秀な人材をより多く活用するためのきわめて有効な解決策です。
ほとんどの雇用主(87%)が、採用するポジションの4割をローカルエリア外で埋めています。
雇用主と従業員にとっての柔軟性がグローバル成長を促進 しています。
この調査データは、リモートやハイブリッドワークモデルへ移行したことによって組織が見出した利点を掘り下げています。
リモートワーク、ハイブリッドワーク、オフィスワークを問わず、グローバルな採用が増加しています。
ほとんどの雇用主は、働き方に関係なくグローバルな労働力を拡大する計画を立てています。
しかし、しっかりした基盤とサポートがない限り、グローバルな人材採用は容易ではありません 。
多くの雇用主は、全世界で分散型チームを構築するにあたって問題を抱えているのが現状です。
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実践的で有益な情報が詰まったレポート
有効なグローバル人材採用戦略
このレポートには、73%の企業がグローバル・ワークフォースの拡大をどのように成功させたかを示す有益な情報が詰まっています。海外での採用に付随するさまざまな問題を克服し、多様で優秀な人材プールを効果的に活用する方法について実践的なアドバイスを紹介します。
高まるフリーランサーの重要性
ますます多くの企業が、フリーランサーや契約社員の価値に注目しています。アメリカとフランスでは、34%以上の企業がこうした柔軟な働き方の人材に依存しており、この変化は企業が機動力を維持し、変化するプロジェクトのニーズに迅速に対応するのに役立っています。
リモートおよびハイブリッドワークモデルの最適化
70%以上の企業が、リモートおよびハイブリッドワークモデルを新しい常識として受け入れています。このレポートでは、採用担当者に対し、これらのモデルを改善し、オフィススペースを削減し、リモートチームを支援するための適切なテクノロジーに投資する方法を示しています。
AI時代の採用課題への対応
AI生成の履歴書の増加が与える影響について学びましょう。デジタルファーストの環境で、採用チームが本当に適任な候補者を選定できるように、採用のスクリーニングプロセスをより効果的に管理するための戦略をご紹介します。
競争力のあるフレキシブルな福利厚生パッケージの設計
柔軟な勤務時間、リモートワークの選択肢、「どこでも働ける」ポリシーなど、フレキシブルな労働に関する福利厚生に関する貴重なインサイトが得られます。トップ人材を引き付け、定着させ、生産性を向上させ、従業員のエンゲージメントを持続的に高めるための福利厚生パッケージの作り方を学びましょう。
グローバルコンプライアンスのための専門ツールの活用
海外での採用を阻む法的・コンプライアンスのハードルを乗り越えるためには、Employer of Record(EOR)や採用パートナーの重要性を理解することが不可欠です。スムーズな事業拡大を実現し、国境を越えてコンプライアンスを確保する方法を学びましょう。
本調査とアンケートの対象について
Remoteは、英国、米国、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、オーストラリア、スウェーデン、韓国、日本で従業員採用の意思決定権を持つ事業部門および人事部門の責任者(取締役以上)4126人を対象に調査を実施してデータを収集し、本レポートで分析しました。
リモートワークの真のメリットとは?
北米、欧州、アジア太平洋地域、中南米の1,500名を超える意思決定者や従業員が、各企業が分散型勤務の未来に向けてどのような準備を進めているかを回答しています。話題はリモートワークのメリットに留まらず、リモートワークの次に登場する、海外展開(分散型)チームに注目しています。 世界各国の企業では、こうした変化はすでに始まっています。本レポートには、世界の主要市場におけるリーダーや労働者から収集したデータが含まれています。 リーダーにとっては、優秀な人材の獲得と維持、グローバル雇用のコスト効率の向上、また、急速に変化する経済情勢に対する組織の将来性の確保に必要な情報です。半数近くの企業が、本国以外で勤務するフルタイム従業員数が増加していると回答しています。リモートチームや海外展開チームのメリットは、コスト削減だけに留まりません。生産性の向上、定着率と従業員満足度の向上、応募者の質の向上、新市場への参入など、企業が国外に目を向けるきっかけとなっています。
なお、企業規模や従業員の役職については割り当て法を用いました。パネルサンプルの補完として、Remoteの所有するチャネルを利用した雪だるま法を実施しています(n=577)。