アルメニアにおける解雇
解雇手続き
従業員はアルメニアの労働法で定められた事由のいずれかに該当する場合にのみ解雇され得ます。例として、職務遂行能力に対する信頼の喪失、無断欠勤、健康診断への協力拒否などが挙げられます。解雇理由は書面で従業員に通知する必要があります。
解雇予告期間
アルメニアの解雇予告期間は従業員の在職期間に応じて長くなります。個別の事情により大きく異なる場合があります。以下は代表的なケースです。
- 試用期間中の従業員は3日間の解雇予告期間が適用されます。
- 双方合意による退職の場合は7日間の解雇予告期間が適用されます。
- 雇用の重要条件の変更により解雇される従業員は、在職期間に応じて14〜60日の解雇予告期間が適用されます。
- 有期雇用契約を終了する従業員または雇用主は、相手方に対して10日間の解雇予告を行う必要があります。
解雇予告期間が変更されるその他の状況が多数あります。Remoteを通じてアルメニアで雇用している場合、解雇に関するご質問は法務の専門家にご相談ください。
退職金
アルメニアでは退職金の金額は在職期間および解雇理由により異なります。整理解雇や人員削減の場合は通常1か月分の給与が支払われます。その他の状況では、雇用契約に別段の定めがない限り通常2週間分の給与が支払われます。