アイスランドの休暇の種類
年次有給休暇
従業員は同一業種での在職期間に応じて年次有給休暇を取得します。最低付与は年間24就業日で、通常賃金の10.17%が支払われます。同一業種での就業経験が5年ある場合は年間25就業日、通常賃金の10.64%で支払われます。雇用主のもとで5年勤務した後は年間27就業日、通常賃金の11.59%で支払われ、同じ雇用主に10年勤務すると30就業日、通常賃金の13.04%で支払われます。
祝日休暇
従業員は16の祝日を取得でき、祝日に勤務が見込まれる場合は通常の月給に対して時間あたり1.375%が支払われます。
病気休暇
アイスランドの従業員は、雇用主での在職期間に比例して有給病気休暇を取得する権利があります。雇用初年度は月に2日の病気休暇が付与され、1年経過後は年間2か月の有給病気休暇が付与されます。雇用主での5年目以降は4か月の病気休暇が認められ、10年目以降は最大6か月までとされています。
出産休暇
妊娠中の従業員は6か月の出産休暇を取得する権利があり、出産予定日の最大1か月前から開始でき、通常賃金の80%が支払われます。
育児休暇
父親は6か月の父親休暇(父親の育児休暇)を取得でき、通常賃金の80%が支払われます。育児休暇のうち1か月はパートナー間で譲渡可能で、両親の休暇権利は子が生後18か月になるまで行使できます。さらに、親は8歳までの子のケアのために最大13週間の連続休暇を取得できます。
その他の休暇
- 入院休暇:子どもが入院した場合、親は12日間の休暇を取得できます。 - 養子縁組休暇:養親は実子出産の親と同様の育児休暇を行使でき、各パートナーは最大6か月の有給休暇を取得できます。