人事チーム向けオンボーディングチェックリスト
人事オンボーディングチェックリストとは
人事オンボーディングチェックリストは、人事担当者が、新入社員がスムーズかつ効果的に企業に定着できるようにするステップバイステップのガイドです。オンボーディングプロセスを効率化し、新入社員が歓迎されていると感じ、企業文化を理解し、それぞれの職務で活躍する準備を整えられます。
新しいチームメンバーを迎える準備を進めるなら、十分に整理されたチェックリストが鍵になります。チェックリストは情報の整理に役立つだけでなく、第一印象も改善します。質の高いオンボーディングは、従業員の離職率を最大82%低下させるという調査結果もあります。
優れたオンボーディングは、明確な計画から始まります。ここで、チームメンバーを迎える際の各段階をガイドする、包括的な人事オンボーディングチェックリストをご紹介します。
オンボーディング前
人事担当者として、新入社員がチームに参入する前にオンボーディングを開始するようにしてください。オンボーディング前は、勤務初日までに新入社員の準備を整えます。事務作業を削減し、新入社員への配慮を示し、オンボーディングプロセスに人間味を持たせることができます。
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歓迎メール
新入社員を歓迎するメールを送信します。職務内容や指揮命令系統などの指示も記載します。 -
内定通知書および雇用契約書
署名済みの内定通知書と雇用契約書を送付、受領、保管します。 -
IT環境とワークステーションのセットアップ
必要な機器(ノートパソコン、電話など)やソフトウェアへのアクセス権を手配します。 -
書類
税金、口座振込情報、緊急連絡先など、個人情報や雇用に関する書類の記入を求めます。 -
会社のハンドブック
会社の方針、文化、期待事項が掲載された従業員ハンドブックを提供し、目を通してもらいます。 -
オンボーディングとオンボーディングサポーターのスケジュール
研修や自己紹介ミーティングなど、最初の週のスケジュールを計画します。新入社員が会社に馴染みやすくなるように、オンボーディングサポーターを任命します。
勤務初日
新入社員を一人ひとり歓迎し、祝意を伝えましょう。チームメンバーの勤務初日は、企業にとっても好印象を与えるチャンスです。
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一人ひとりを歓迎
新入社員には一人ひとりに挨拶し(リモートチームの場合はオンラインで)、他のチームメンバーに紹介します。 -
作業スペースのセットアップ
作業スペースを整え、必要な機器がすべて機能するように準備します。新入社員のメールと指定されたソフトウェアが機能しているか確認します。 -
書類手続きの完了
必要な書類がすべて記入され、提出されているかを確認します。チームメンバーとともに、提出された書類が正確で、最新の内容であることを確認します。 -
オリエンテーション
会社とチームの概要を説明します。職務の期待事項や安全手順など、強調する必要のある主な規定を確認します。
最初の週
新メンバーが快適に働けるよう、職務別の研修でスキルを身に付けてもらいます。
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職務別の研修
職務別の研修を開始し、職務の期待事項を明確に定め、新入社員に役立つ資料を提供します。 -
チームメンバーとの懇談
新入社員が、これから一緒に働く同僚や関係者と話す時間を設けましょう。 -
メンター制度
新入社員が職務に慣れるようサポートする、メンターを指定します。 -
フィードバックの交換
非公式のチェックインを実施し、新入社員からの質問や懸念に対応します。
最初の1か月
この時期に、新入社員は徐々にチームや会社に慣れていきます。新入社員が自分の職務に十分慣れることができるよう、オンボーディングプログラムをしっかり進めましょう。
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継続的な研修・能力開発
職務別の研修プログラムを継続的に実施します。 -
パフォーマンス目標
最初のパフォーマンス目標を設定し、期待事項を確認します。 -
チームの統合
新入社員にチームミーティングやプロジェクトに参加してもらいます。
最初のレビューミーティング
新入社員の成長やフィードバックについて話し合う場を設けます。オンボーディングプロセスに関するフィードバックを求め、将来に向けて調整します。
最初の90日以降
目標は、新入社員が最初の3か月間で自分の職務に十分に慣れることです。
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パフォーマンスレビュー
オンボーディングプログラムの終了を労います。90日間のパフォーマンスレビューを行い、成果、改善点、将来の目標について話し合います。 -
チェックインの実施
必要に応じて1対1の面談を継続的に実施します。従業員がオンボーディングプログラムを終了しても、個別の面談を継続的に実施すれば、常に何でも話し合うという組織のオープンな姿勢を示すことになります。
HRISを利用したスピーディで法令を遵守したオンボーディング
RemoteのようなグローバルHRISを利用することで、オンボーディングチェックリストの確認も簡単になります。Remoteのオンボーディングフローでは、すべての従業員と契約社員を簡単に追加し、一元管理できます。
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