チリにおける休暇の種類
年次有給休暇
雇用主のもとで少なくとも1年間勤務した従業員は、年間15就業日の有給休暇を取得する権利があります。
祝日休暇
従業員は16の国民の祝日を有給で取得する権利があり、出勤を求められた場合は代休を受けることができます。
病気休暇
従業員は病気の4日目から病気手当を受ける権利があり、医師の診断書により従業員の状態が証明されている場合、チリの医療保険機関が支払います。
出産休暇
女性従業員は出産前6週間から始まり出産後24週間続く、合計30週間の有給出産休暇を取得でき、支払いは医療保険機関が行います。同様に、18歳未満の子を持つ母親は法定の年次有給休暇および祝日休暇に加えて10日の休暇を受ける権利があります。授乳中の母親は、2歳未満の子への授乳のために1時間の休憩を取得できます。
父親休暇(パパ休暇)
父親は出産後に5日間の休暇を取得でき、母親の出産休暇のうち最大6週間、または12回の半週に相当する期間を分担することもでき、支払いは従業員の通常給与の100%が支給されます。
その他の休暇
・ 看護休暇:親は1歳未満の病気の子の世話のための有給休暇を取得する権利があります。・ 養子縁組休暇:養親は実親と同等の休暇を受けることができます。養子が6か月以上の場合、出産休暇の給付は出産前6週間に限定されます。・ 病気による休職:従業員が医師により職務遂行不可能と判断された場合、医師の指示した日数に応じて休職となります。一般的に、この休職期間中の賃金は雇用主が支払わず、Isapre(チリの医療保険機関)からの補助金で賄われます。