米国でPEOを活用した組織拡大
米国は多様な人材、地域ごとの経済、イノベーション主導の産業といった、成長企業にとって大きな機会を提供します。全国展開を目指すスタートアップや分散型ワークフォースを構築する中小企業にとって、人事、給与、複数州でのコンプライアンス管理は急速に複雑化します。そこでPEO(Professional Employer Organization)が支援します。
PEO (Professional employer organization) とは
PEO(Professional Employer Organization)は、企業の主要な人事機能を支援するサードパーティー事業者です。一般的には給与処理、福利厚生の管理、税務申告、雇用法令順守が含まれます。PEOと契約すると共同雇用の関係になり、PEOが雇用に関する事務的・法的業務を担います。一方で、チームの日々の管理は貴社が引き続き完全にコントロールします。
中小企業にとって、PEOは社内に部門を構築するコストや複雑さを伴わずにエンタープライズ級の人事サービスを提供します。
PEOとEOR (Employer of Record) の違い
前述のとおり、PEOは共同雇用モデルで運用され、貴社が米国内で登録・事業を行っていることが要件となります。
一方で、EOR(Employer of Record)は法的雇用主として貴社に代わり雇用関係を担います。EORは通常、貴社がまだ法的実体を有していない州(または国)での採用に利用されます。米国で初めて従業員を採用し、まだ法人や税務体制が整っていない場合は、当初はEORの利用がより適している場合があります。
米国でPEOを利用する理由
米国でPEOを利用することには、次のような利点があります。
- 連邦/州の雇用法令順守および税務対応
- 手頃で競争力のある福利厚生パッケージへのアクセス
- 給与処理と人事書類の管理負担の軽減
- 入社手続き、パフォーマンス追跡、退職手続きの簡略化
- 誤分類、就業規則、労務対応のリスク低減
各州は労災補償保険の規定や課税、休暇法など固有の雇用要件を有します。当社のPEOはすべての法域でのコンプライアンス維持を支援し、人事運用を効率化します。
米国でPEOを利用する手順
PEOと提携するには、貴社が米国内に登録された法的実体を有していることが必要です。それが整い次第、当社のPEOサービスが給与処理、福利厚生の管理、州および連邦の税務申告などの人事管理業務を引き受けます。
RemoteのPEOサービスは、5人目の採用でも50人目の採用でも業務にシームレスに統合されます。貴社はチーム運用の完全なコントロールを保持しつつ、当社が運用上の複雑さを担います。
PEOの適合性
米国内に法人登記があり、人事管理を拡張可能な方法で効率化したい場合、PEOは最適なソリューションです。専門的なサポートを得てコンプライアンスリスクを低減し、成長に集中する時間を確保できます。
EORは、まだ米国内に法人設立がなく税務体制も整っていない州(または国)での採用時に利用されることが多く、米国で初めて従業員を採用する場合は、当初はEORを利用するのがより適切かもしれません。
Remoteで米国の人事・給与をシンプルに
Remoteは全50州での人事・給与・コンプライアンスの管理を容易にし、当社のPEOサービスおよび米国でのチームの成長支援について、詳しくこちらをご覧ください。