クロアチアにおける雇用管理をスムーズに

従業員の雇用契約は、不正行為、過失、詐欺、その他業務上の違反行為など、正当な理由が認められる場合に解雇できます。

解雇の理由にかかわらず、雇用主は事前に書面による通知を行うことが求められます。

法定の解雇予告期間は、雇用主のもとでの在職期間によって異なります。

• 2週間：勤続1年の従業員
• 6週間：勤続2年の従業員
• 8週間：勤続5年の従業員
• 10週間：勤続10年の従業員
• 12週間：勤続20年以上の従業員

雇用主が正当な理由を示した場合、解雇予告期間は30日に制限されることがあり、また従業員が雇用契約で定められた条件に違反した場合は解雇予告期間が半分になることがあります。

雇用主のもとで少なくとも2年間勤務した従業員は、勤続年数1年につき月給の3分の1に相当する退職金を受け取る権利があります。

例えば、勤続12年の従業員は、退職時に月給4か月分の退職金を受け取る権利があります。

試用期間は双方の合意で決められ、最長で1年を超えてはなりません。一般的には試用期間は6か月以内とすることが望ましく、試用期間中の解雇には1週間の予告が一般的です。